【ビジネス】天才たちのライフハック

1日ごとに差が開く天才たちのライフハック
著者:許 成準  出版:すばる舎

おすすめ度:★☆☆☆☆

歴史に名を残す天才・偉人たちの生活の習慣=「ライフハック」を知ることで、成功の秘訣が学べる本です。内容としては、天才・偉人の習慣を紹介している形式で、88個の習慣がコンパクトにまとまっていますが、本当に紹介のみなので、具体的に何をすべきか、どう実践するのかなどの方法は書かれていません。あくまで習慣の紹介のみとなります。そのため、自己啓発目的の方には向いていないのではないかと思われます。
口コミなどでは点数は高いですが、私としては、内容が薄く感じられたため★1となりました。
とはいえ、天才・偉人の習慣をざっと理解するには良い本なのかと思います。

今回の本はこちら → 「天才たちのライフハック

天才たちのライフハック

人の成功にかかわる個人の力量や能力は、「60%:先天的、40%:後天的」と述べられています。
つまり、40%の後天的能力を高めることで、成功する可能性があるということです。

その後天的要素は「習慣」によって形成されることから
毎日の小さな行動で、人生に大きな変化をもたらす習慣・テクニック=ライフハックが
以下5項目に分類されて紹介されています。

  1. 集中力を強化するライフハック
  2. アイデアが沸いてくるライフハック
  3. 仕事の生産性を上げるライフハック
  4. ストレスに打ち勝つライフハック
  5. 学び、自らを高めるライフハック

これら5項目のなかで、一部を紹介します。

知る人は好む人に勝てない、好む人は楽しむ人に勝てない

孔子

アレクサンダー・フレミングについて紹介します。ペニシリンを発見した細菌学者です。

フレミングは毎日細菌を使って遊ぶ習慣がありました。
細菌で文字を書いたり、様々な色を使って細菌で絵を書いたりなどをしていたようです。

遊びだとはいえ、細菌で絵を書くのは容易ではなく専門的な知識が必要ですが、フレミングは、特に目的もなく、ただ面白いから細菌と遊んでいたと紹介されています。

その根底には、「細菌についてもっと知りたい」という情熱があったようです。

その他天才たちの功績を調べると、とくに使命感はなく、遊び感覚で成就されたことが多く、上記の孔子の言葉のように、楽しんで、遊ぶように仕事する人が最強だと述べられています。

まとめ

様々な成功者の習慣を知ることができる本ですが、冒頭でも記載した通り、あくまで紹介がメインとなります。

私には、本書に記載されている習慣は「テレビやどこかでよく聞く習慣」が多く、新しい発見や気づきは残念ながらありませんでした。紹介されている習慣が薄く、読み手の生活スタイルにはマッチしない点もあり、紹介された習慣だけをただ実践しても、成功には繋がらないと考えます。

紹介された習慣から一歩踏み込んで、どう仕事に活かすのか・日常生活に取り入れていくのか…が重要ですが、その重要な点には触れられていません。

ただ、気軽に成功者の習慣を知ることが出来、習慣の大切さは重要であることを認知することができる本で、まとまっているのでサクサク読みやすいので、一読してみても良いかと思います。

今回の本はこちら → 「天才たちのライフハック


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